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【関東大雪】 すごい積もってますね

2014/2/01

 

大雪にA号

★【関東大雪】 すごい積もってますね。都内では、スカイツリー展望台中止、東京競馬開催中止!

チームの今年最初の活動が大雪に見舞われてしまった―

なんてツイてないんだ。でもなんかうれしい。なんて日だ!
今年も部員ギリギリのおれたちは河川敷から少し離れたところで13年ぶりに雪合戦した。これでもちょっとトレーニングした気になる。

憧れのスノウボールだ。毎回微妙に形が違うから、意外と投げにくい。
同じ年のノキヤがちょっと元気がないのが気になったが、みんなギャーギャーと大騒ぎだ。雪国出身のルミヤはいつもより球が走ってるし、最年少のマリヤなんて、みんなに狙われてヒィヒィ言ってる。

で、15分くらい経過したところで、ジュキヤの野郎がドサクサ紛れて軟式ボールを投げてきやがった。

この寒さの中、耳にでも当たったらシャレにならない。
「危ねえじゃねえかお〜い!」

ボールはズボッと白銀の草むらに突き刺さった。

「お。旧A号じゃないか。」
「それにしても綺麗な旧ボールだな。さては初回先頭打者ホームランしたボールか!?」

旧A号懐かしい。チーム結成当時はこのボールで楽しくやっていた。
おれも若かった。駅前のチーターと呼ばれていた時代だ。

時の流れを感じつつ、おれは旧A号をギュッと握り締めた。

そう、今の軟式野球ボールには、あのブツブツがない。
2005年の半ばに発表され2006年から本格的に現在のデザインに意匠変更がなされた。

新デザインは「飛ぶボール」として話題を集めたが「扱いなれた旧ボール」を愛する野球人からは不安の声もあがった。
 
がしかし、ヤンキース(東京)は2005年-2006年と意匠変更を跨いでJC全国大会を2連覇した。
ボールが変わっても、同じ野球だということを証明した。 

と、昔を懐かしんでいると次の瞬間!

バキーッ!―

ノキヤの豪速雪球が、おれの側頭部を直撃した。ビッシリ固めて放りやがった。

ザクッ ザクッ ザクッ
 
「同じ野球なんだろ?」

自称”制球力が自慢”のノキヤは言い放ち、静かに会場をあとにした。

上下革ジャンにペコスのノキヤが豆粒になった頃、おれは大声で叫んだ

「去年は悪かったよ!やっぱりお前がエースだよ!今年は頼むぞ!」

「・・・・」

いやな予感が的中した。
ノキヤは昨年の忘年会でも何か言いたげだった。

ノキヤのストレスはこの日の大雪以上に積もっていた。

すまなかった。いつも初回でマウンドを降ろして・・・
すまなかった。”四球王”と冷やかして・・・

ぶっちゃけあいつが抜けたら部員8人。
おれたちもう、野球ができなくなる。

勝ちたかった。つい欲が出てしまった。
最終的に部員をフォロウ仕切れないまま勝負にこだわった。
おれ監督失格だな。

旧ボール時代から、共にチームを引っ張ってきたのもノキヤだった。
結成当初はノキヤのビートもアゲアゲマックスだった。

初心、大切にすべきだった。
おれどこかで自分を見失っていた。

こんな大雪の日に、おれたちの夏が終わった。
でも8年間、本当に楽しかった。

ありがとうノキヤ。ありがとうみんな。

しばらくすると、何も知らないみんなは先にファミレスへと向かった。
おれはその場を離れることができなかった。

ただ時間だけが経過した。
 
と、時計の針が13時を差そうとした次の瞬間、、

ノキヤの投げたあの雪球が、突然パカッと割れた。

なんだ?

中から1枚の紙切れが出てきた。

なんか書いてある。

何・・?

「今年もよろしくな」

バカヤロウ!

― END ―

軟式野球の意匠変更<2006より>

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